社会福祉士を目指す多くの学生にとって、進学先の大学選びは非常に重要なステップです。
なかでも国家試験の合格率は、「どの大学で学べば夢に近づけるのか?」を考えるうえで、大きな判断材料になります。しかし、単に合格率の高低だけを見ていては、本質的な大学選びはできません。
この記事では、合格率が高い大学を紹介するだけでなく、その数字の裏側にある教育体制や実習の充実度、就職支援の有無なども踏まえて、多角的な視点から進学先を検討するヒントをお伝えします。
このページでわかること
- 社会福祉士国家試験の合格率が高い大学ランキング
- 各大学の合格率を読み解くうえで重要な比較ポイント
- 合格率以外にも注目したい教育内容や支援体制
- 地方大学と都市部大学、それぞれの強みと注意点
- 将来のキャリアにつながる大学選びの考え方
社会福祉士の合格率が高い大学ランキング
10名以上の受験生がいた学校の合格率が高いランキングで紹介しておりますが、数百名受験する学校もあるため、一概に名門とは言えないところが注意点になります。
>詳細はこちら(厚生労働省公式サイト)
新潟県立大学

新潟県立大学は、新潟市に位置する公立大学で、地域に根差した教育を重視しています。2025年の社会福祉士国家試験では受験者23名全員が合格し、合格率100%を記録しました。
公表されたデータでも全国トップの実績となり、社会福祉士を目指す学生にとって非常に信頼度の高い大学といえます。受験者数が少ないながらも高い教育効果が反映されており、少人数制ならではのきめ細かな指導や支援体制が整っている可能性があります。
大阪公立大学

大阪公立大学は、都市型の総合大学でありながら、福祉専門の教育体制がしっかりと確立されています。2025年の国家試験においては、20名が受験し全員が合格するという結果を出しており、合格率は100%でした。
公立大学としては規模の大きな部類に入りながら、個別支援の質の高さや受験対策の手厚さが合格実績に結びついています。
市街地にあることから、アクセスの利便性や実習先の多様さにも期待できます。
富山国際大学

富山国際大学は、地方に位置しながらも福祉系の教育に強みを持つ大学です。2025年の試験では19名が受験し、全員が合格するという100%の実績を残しています。
特に地域との連携を重視した教育方針が特徴で、現場経験を積みやすい環境が整っていると考えられます。人数が少ないからこその一人ひとりに目が行き届く体制が功を奏し、安定した合格率につながっているといえるでしょう。
徳島大学

徳島大学は四国地方にある国立大学で、医学・保健分野においても歴史ある教育実績を有しています。2025年の社会福祉士国家試験では15人が受験し全員合格となり、合格率100%を記録しました。
実習施設や地域医療・福祉との結びつきが強く、実践的な教育がなされている点も大きな魅力です。都市部からはやや距離がありますが、その分、学生が集中して学べる落ち着いた環境が整っているといえます。
琉球大学

琉球大学は沖縄県に位置する国立大学で、地域福祉や島嶼医療などの分野に特化した教育プログラムを持つことが特徴です。2025年の国家試験では10人が受験し、全員合格という結果を残しています。
少人数ではあるものの、地元で福祉職に就きたいと考える学生にとっては、地理的なメリットも大きい選択肢です。地域に密着した実習が多く組まれている可能性があり、実践的な力をつけたい人に向いています。
東京家政大学

東京家政大学は東京都にある私立大学で、教育福祉や児童福祉を専門とした学科が設置されています。2025年の試験では31名が受験し、そのうち30名が合格。合格率は96.8%という高水準でした。
2024年には現役合格率100%を達成したという発表もあり、福祉系教育に対する取り組みが非常に熱心であることがうかがえます。首都圏での通学利便性に加え、就職支援や資格取得サポート体制も充実していることが高い評価につながっています。
京都府立大学

京都府立大学は、京都市内にある公立大学で、地域社会との連携を重視した教育を実施しています。2025年の社会福祉士試験では29人が受験し28人が合格。合格率は96.6%と非常に高い水準です。
国公立大学ならではの学費の安さや落ち着いた学習環境は、多くの受験生にとって魅力的です。地域福祉の現場と結びついた実践的な学びが提供されており、学生のモチベーションを維持しやすい構成となっています。
大分大学

大分大学は九州地方にある国立大学で、保健・福祉分野における教育実績があります。2025年試験においては38人中36人が合格し、合格率は94.7%でした。
地方都市にあることから、地元で福祉職を目指す人にとって非常に実用的な進学先となり得ます。実習施設の地域密着度が高く、就職支援も地場産業や行政と連携して行われている点が特徴です。
新見公立大学

新見公立大学は岡山県新見市にある小規模な公立大学で、看護・福祉に特化した学部構成を持ちます。2025年には56名が受験し、53名が合格。
合格率は94.6%と高く、受験者数の多さも踏まえると安定した教育実績がある大学です。地域密着型の教育が行われており、医療・福祉現場と連携した実習環境を活かした実践力重視のカリキュラムが組まれている可能性があります。
愛知教育大学

愛知教育大学は、教員養成を主目的とした国立大学ですが、教育と福祉の融合に力を入れている点が特徴です。2025年試験では18人中17人が合格し、合格率は94.4%という実績でした。
中部地方で福祉系進学を検討している人にとっては、有力な選択肢のひとつです。教育現場での支援活動や福祉的視点を重視するカリキュラムが展開されており、学校福祉や子ども福祉に関心がある学生に向いています。
まとめ
| 大学名 | 区分 | 所在地 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 新潟県立大学 | 公立 | 新潟県 | 23 | 23 | 100.00% |
| 大阪公立大学 | 公立 | 大阪府 | 20 | 20 | 100.00% |
| 富山国際大学 | 私立 | 富山県 | 19 | 19 | 100.00% |
| 徳島大学 | 国立 | 徳島県 | 15 | 15 | 100.00% |
| 琉球大学 | 国立 | 沖縄県 | 10 | 10 | 100.00% |
| 東京家政大学 | 私立 | 東京都 | 31 | 30 | 96.80% |
| 京都府立大学 | 公立 | 京都府 | 29 | 28 | 96.60% |
| 大分大学 | 国立 | 大分県 | 38 | 36 | 94.70% |
| 新見公立大学 | 公立 | 岡山県 | 56 | 53 | 94.60% |
| 愛知教育大学 | 国立 | 愛知県 | 18 | 17 | 94.40% |


