看護助手に資格はいらない?看護助手認定実務者試験の必要性も紹介!

看護助手 資格

「看護助手って無資格でも働けるの?」医療現場で働きたいけれど、専門的な資格は持っていない…そんな悩みを抱えている方は少なくないでしょう。看護助手は、医療業界への第一歩として多くの人が選ぶ職種です。

病院で人事を担当していると「本当に資格なしで大丈夫ですか?」という質問をよく受けました。

確かに医療現場と聞くと敷居が高く感じまると思います。そこで本記事では、看護助手の仕事内容や資格の必要性についてまとめました。

目次

看護助手の仕事に資格は本当にいらないのか?

Qualifications

結論、看護助手として働くのに資格は必須ではありません。私の友人も未経験から始めて、今では総合病院で5年目を迎えています。

医療業界は資格社会というイメージがありますが、看護助手は比較的参入しやすい職種なんです。実際、多くの病院では「人柄」や「コミュニケーション能力」を重視して採用しています。

看護助手とはどんな仕事?

看護助手の日常は、患者さんの生活を支える仕事の連続です。

  • 患者さんの身の回りのサポート
    朝は食事の配膳から始まり、入浴介助、身だしなみのお手伝いなど、日常生活のサポートが中心。特に高齢の患者さんには、ベッドから車椅子への移乗も重要な業務。
  • 医療機器や備品の管理
    意外と大変なのが物品管理。使用済みの器具を洗浄・消毒したり、常に必要な物品をチェックする。
  • 病室や施設内の環境整備
    患者さんが快適に過ごせる環境づくりの仕事。季節に合わせた室温管理や、清潔な空間を保つための工夫も行う。
  • 看護師のサポート業務
    看護師が医療行為に集中できるよう、バイタルチェックの準備や、検査室への案内なども行う。

看護師と看護助手の違い

看護師と看護助手は、どちらも医療現場で働く職種ですが、その役割や業務内容には大きな違いがあります。

比較項目看護師看護助手
資格国家資格が必要。看護学校や大学で専門知識・技術を学び、国家試験に合格する必要がある。無資格でも働ける。特別な資格がなくても採用されることが多く、未経験からでもスタートできる。
仕事医療行為(注射・点滴・投薬管理など)を行い、病状の観察や医師の指示に基づく処置を担当。患者さんの身の回りのサポートが主な業務。食事・排泄・移動の補助や病室の環境整備などを行う。
給与専門資格を持ち、医療行為ができるため、給与水準が高く、キャリアアップの選択肢も多い。無資格でも働けるため、給与は看護師より低め。資格を取得すれば昇給やキャリアアップの道も開ける。

どちらが向いている?

  • 「人と接することが好きで、すぐに医療現場で働きたい」→ 看護助手がおすすめ
  • 「医学的知識を深く学び、治療に携わりたい」→ 看護師を目指すのが良い

看護助手は、未経験からでも始められる医療の仕事ですが、看護師との役割の違いを理解した上で、自分に合った働き方を選ぶことが大切です。

看護助手認定実務者試験について

マークシート

看護助手認定実務者試験は、医療機関や介護施設で働く看護助手としての実務能力を認定するための試験です。看護樹種になるためには必須ではありません。

試験の概要

項目内容
目的看護助手の質を向上させ、医療・介護現場での適切なサポートを提供できる人材を育成することを目的としています。
試験内容医療・介護現場で必要な基礎知識
看護師の補助業務に関する実務スキル
衛生管理や感染対策
患者対応やコミュニケーション能力
受験資格特に厳格な受験資格は設けられていないことが多く、看護助手としての業務経験がある方や、これから看護助手を目指す方が受験可能です。
試験実施団体試験は一般社団法人 日本医療教育財団などの団体が実施しています。

試験は一般社団法人 日本医療教育財団などの団体が実施しています。ただ、繰り返しになりますが、看護助手になるうえで必須の資格ではありません。

まとめ:資格がなくても看護助手は始められる

看護助手は、医療現場への入口として最適な職種です。私の周りでも、育児が一段落した主婦の方や、異業種からの転職者が多く活躍しています。

資格がなくても始められる一方で、基本的な医療知識や接遇マナーを身につけることで、より充実したキャリアを築けるでしょう。実際、私の前職場では、看護助手から始めて、働きながら介護福祉士や准看護師の資格を取得した方も少なくありません。

医療現場は常に人手不足です。あなたの「人の役に立ちたい」という思いを活かせる場所が、きっと見つかるはずです。まずは病院見学や職場体験から始めてみてはいかがでしょうか。

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